占いと関係ないけれど
ネハンというのは中国語です。
「ニルヴァーナ」とはサンスクリット語であるが、パーリ語では「ニバーナ」といい、漢字で音写して「浬般木」とか・・・(中略)。
(「浬樂」という漢字は単なる音写にすぎず、なんら特別の意味を寓しているわけではないから・・・)中村博士に出ていただくほどの内容ではありませんが、私が言ったのでは信用がないでしょうから、これを読んでいただければわかるように、ネハンとは中国人が音写した言葉にすぎません。
八木橋氏の理屈に従えば、今から四千年前に発明された天中殺はいったんインドに輸出され、その思想と大乗仏教が合体して大乗浬繋経になり、中国に入ったときに大乗浬繋経の内容が天中殺であることに気がついた中国人は天中殺をネハンと呼び、それをフランスに輸出して、フランス人はこれをネアンと表した、ということになります。
ここまで空想を堂々と並べるのは、いくら新書版の占いの本でも、あまりに無責任ではありませんか。
西川氏の名誉のために補足しておきますと、西川氏はネアンについては前述の引用した一文があるのみで、大乗浬桀経がネアンとなったなどとは一言もおっしやっていません。
八木橋氏は、西川氏が書いた、フランスで天中殺がネアンと呼ばれている、という一文を読んで、ネアンとネハンと発音が似ているとばかりに、浬契経まで飛躍させたのです。
八木橋氏は実際には大乗浬葉経は読んでいないし、内容についても知らないのでしょう。
占いと関係もない大乗浬葉経まで出して権威づけをしたかったのでしょう。
同じ浬葉経でも本物の大般浬葉経をさておいて、偽経典の大乗浬桀経を出したところをみると、偽物とも知らず、大乗というとかっこうがいいと思ったのではないでしょうか。
中国四千年ではものたりずに、仏教まで出して権威づけしようとは、お釈迦様に対して不遜きわまる・・・まあ、大乗経典だから、お釈迦様は関係ないか。
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