ロックンロールとは? その2
当時、アメリカで50キロワット以上の大出力を持つラジオ局は黒人のレコードをかけることを拒否していましたが、白人のクルー・カッツのカヴァー盤ならOKだったというわけですね。
1954年の夏中、クルー・カッツの「シュ・ブーム」はポップ・チャートで大当たり。
また、カントリー・シンガーのボビウィリアムソンが歌ったヴァージョンはカントリー・チャートにも顔を出しています。
つまり「シュ・ブーム」は、ポップ・チャート史上はじめてブラック・チャートからカントリー・チャートまでを席捲し、黒人音楽と白人音楽とが奇妙な結合/競合を見せた最初のヒットになったということ。
そういう意味で"この曲こそ最初のロックンロール"と主張する人たちが多いわけです。
と、様々な説はあるものの、どの曲までがロックンロールじゃなくて、どの曲からロックンロールだと明確に線引きできる基準なり境界なりがあるわけじゃないですね。
先述した通り、もともとロックンロールという名称自体、アラン・フリードが暫定的に用いたものであり、かつ、その言葉が指し示していたのは既存のR&B的な音楽のことであり・・・。
むずかしいです。