ロックンロールとは? その6
とはいうものの、実際にレコードが一般化して楽しまれるようになったのはロックンロール誕生以前のこと。
それはSPと呼ばれる、78回転の、割れやすくて重い盤でしたが・・。
SPによってクラシックも、ジャズも、ロックンロール以前のポピュラー音楽も、ようやくそのサウンド全体がひとつの作品として認められる形で流通するようになりました。
この曲はこの歌手のこの時代のヴァージョンがいちばんいい・・・とか。
そんな価値基準は、瞬間瞬間の音をまるごと記録できるレコードというメディアの誕生によってようやく可能になったわけですね。
でも、もうひとつのポイント。
そんな夢のような音楽メディアであるSP盤が、基本的には非常に高価な、大人の娯楽品だったということ。
再生装置も含めて、ひどく高価でした。
当然、子供には手の出せる商品ではなかったんです。
それが、ちょうどロックンロールの誕生と時を同じくして、45回転EPレコード、つまりいわゆるドーナツ盤という新メディアが一般化しはじめます。