ロックンロールとは? その8
1954年以降、RCAを筆頭とするメジャー・レコード会社がラジオ局のDJに渡すテスト盤がすべて45回転ドーナツ盤となり、それをキッカケに、まるで80年代、CDがアナログ盤を一気に過去の遺物にしてしまったのと同じような勢いで78回転SPは忘れられた存在になっていきました。
自分で買えるようになれば、もはや子供たちの天下。
1950年代半ばといえば、戦後のベビー・ブームの中で生まれた子供たちがティーンエイジャーに成長したころ。
使えるお金もふんだんになっています。
ティーンエイジャーがレコード市場の最高のお得意様の位置につき、レコード会社も大人向けのポップ・
ミュージックやジャズ以上の情熱を持ってロックンロールのレコードを生産するようになっていきました。
45回転ドーナツ盤、そして前述したラジオ。
主にこのふたつのメディアと呼応しながらロックンロールという音楽は育っていったんです。
つまり、根っからの間接情報文化。
ロックンロールはメディアを通してはじめて成立するポップこミュージックとして誕生し、成長してきたわけですね。