疲労とアレルギー疾患
アレルギー疾患の成立ちには、自律神経系、内分泌系の異常も存在するとされています。
ここに心身症の成立ちと重なる部分があるわけですが、臨床的には2.(前回の記事参照)に属するものがもっとも多いように思われます。
皮質から副腎皮質ホルモンが分泌され、それに抵抗して適応しようとする動きがみられるということです。
しかし、そのストレッサーが慢性的に持続しますと、ちょうど夏の日照りが続いて井戸水が不足することがあるように、副腎皮質からのホルモンの分泌も不足がちとなってきます。
この状態が、疲労して抵抗力も低下した状態にあたります。
そのような状態で起こってきたアレルギー疾患の身体症状には、ふだん有効な交感神経刺激剤や抗ヒスタミン剤だけでは効きめがありません。
副腎皮質ホルモン剤(副腎皮質ステロイド剤)の投与を必要とするのが普通です。