照明には何を選ぶべきか
戦前、戦中を通して困難な時代の労務管理に関しては大ベテランでも、初めて出会った文化事業には面食らったようです。
2日目くらいからピアノが問題だということがわかってきました。
どこの工場のピアノも戦時中の長い間、手入れはおろか調律もしていないので弦は伸びきって音程もばらばらな状態です。
その事情を労務課の慰問担当者に話したところ・・・
明日の会場のピアノはこの催しのために新しく購入したとのことで、ヤマハの工場から今日届いているはずですとのことで、まずやれやれです。
明後日からのことは至急調律師を探して調律をするように手配を頼みました。
あとでわかりましたが調律ということが理解できなかったようです。
翌日次の工場に着いてまず会場の体育館に行きました。
舞台の真ん中に誇らしげにピカピカのピアノが鎮座していました。
照明はかくれん棒。
同行した労務課の担当者が「苦労して購入したのです、さっそく弾いてみてください」。
・・・ピアニストが弾きだして顔色が変わりました。